青年海外協力隊

青年海外協力隊に合格するために(面接編)

はじめに

こんにちは。トンデモ3姉妹の末っ子です。前回に引き続き、末っ子の筆者が経験した青年海外協力隊の経験について紹介したいと思います。今回は、「面接編」!

この記事を読んで、あなたも5月19日から始まった今年度の青年海外協力隊の募集に応募してみませんか?

記事の内容

❶昔と今の違い

筆者が10年前に行った時は、会場に受験者が行って直接面接を行う方法でしたが、現在はウェブ面接になっているようですね。

リモート社会になっている今、理に適っている方法だと思います。しかし、直接面接会場に行くことで、席の近い人と仲良くなり、連絡先を交換した経験のある筆者からすると、そういう機会がなくなるもの勿体無いと正直思います。

では、筆者が面接までにどんなことを準備して、実際にどんな質問をされたか、順番に説明していこうと思います。

❷面接(技術・人物)までの準備について

筆者には近くに青年海外協力隊に既に受かった先輩がいたので、その方にどんな質問をされたのか聞きました。筆者は「小学校教育」という職種で応募したのですが、運よく先輩も同じ職種で合格していたので、面接内容が似ていました。ちなみに、面接は2回あり、「技術面接」と「人物面接」に分かれています。もし読者の皆さんが違う職種で応募しようと考えているなら、「技術面接」の内容については、他種で派遣されたブロガーさんの面接内容も検索してみると良いと思います。

特に今でも先輩の技術面接についての話で覚えているのが、

「算数の10進位取り法について説明しなさい」

「線分図と数直線の違いについて説明しなさい」

というのを聞かれた・・・ということです。

・・・・・・・え?と思いになる方もいるかもしれません。そう、「技術面接」では、結構専門的なことを聞かれます。しかも、算数に重点を置いています。確かに、小学校教育の派遣内容を見ると「小学校の算数を普及・向上させるため」の募集が多いです。

大学在学中の筆者には、算数の内容論や初等算数教育は学習済みでしたが、面接内容に答えられるような専門知識は無く、試験前まで、インターネットを使って答えを調べながら準備をしました。筆者の実際の面接の話は後ほど説明します。

また、人物面接についてですが、

「結構圧迫面接だった」

とのことでした。しかし、先輩の話では、圧迫面接の理由としては、どんな同僚、現地の人とでも柔軟にコミュニケーションをとれるか見ていると聞いたので、決して逆ギレせず、柔軟に応えるのが大切だと教えてもらいました。また、過酷な場所でも耐えられる精神力と体力を見られるとのことで、大学まで部活(それも結構西日本大会まで出場するレベル)を続けてきたことは大きなアピールになると背中を押してもらいました。

ちなみに合格した先輩が、一番受けが良かった質問内容について教えてくれました。

面接官「ストレス発散のために何をしていますか?」

先輩「自分はストレスを感じたことがありません。逆にどんな時にストレスを感じていますか?」

面接官「・・・笑」

というやりとりだったそうです。筆者にはこんな強心臓はありませんので、さすが先輩だなぁと思ったことを今でも覚えています。

❸実際の面接

さて、いよいよ面接本番のことを紹介したいと思います。

筆者は「名古屋」での面接でした。朝からとても緊張していたのを今でも覚えています。そして、会場にはたくさんの応募者がおり、年齢も様々でした。しかし、運よく席が隣の人は同い年の子で、仲良くなりいろんな話をしました。連絡先も交換し、緊張が程よくほぐれた状態でいざ「技術面接」へ!

私はなんと

「10進位取り法について説明しなさい」

と聞かれました・・・。しかし、準備していた答えでは中々納得してもらえず、最終的には面接官に教えてもらいそのまま終了・・・。

一気に不安になりました。もっと準備してくればよかった・・・と後悔しながら「人物面接」の時間になりました。もうこれしかないから切り替えて受けました。

しかし!やはりここで出ました。「圧迫面接!!!!」

面接官「体力に自信があると言っているけど、現地でそれを生かしてどんなことをしたいの?」

筆者「現地の子どもとまずは仲良くなるために、サッカーをしたいと思います。」

面接官「現地にボールがなかったらどうするの?」

筆者「自分も持っていくつもりです」

面接官「そのボールが壊れたり無くなったりしたらどうするの」

筆者「鬼ごっこをしたりボールがなくてもできる遊びをしたりしてコミュニケーションを取り続けたいと思います」

面接官「とっても暑い国だったら外で遊べるの?」

筆者「・・・それはあまり考えていませんでした。教えてくれてありがとうございます。もし日陰などがあれば、そこでできることをしたいと思います。」

・・・この後どう話が進んだのかもう覚えていません(笑)。でも最後に自分が思う受かった決め手の質問があったのをだけ覚えています。

面接官「◯◯さんはまだ大学生で若いのに、どうして今受けようと思ったんですか?」

筆者「これから先、いつ死ぬかわからないからです。だから、生きている今のうちに経験したいと思ったからです。」

面接官「そんなすぐに死ぬとは思えないけど・・・笑」

と面接官が笑っていたのが最後の面接の記憶です。

その後、無事合格通知書が届き、派遣されることが決まりました。どの部分に合格の要素があったのか、派遣国の詳細を見たら伝わってきました。

❹合格通知書について

さて、合格通知書と一緒に、派遣国についても詳細が書かれた用紙が入っていました。アフリカのある国が書いていたのですが、特記事項に「非常に厳しい環境のため、心身ともに頑強であることが望まれる」と書いていました。

あ・・・強いやつって面接で思われた・・・と気づきました。

そして、派遣国では小学校で理科教育を教える内容でした。算数に答えられなかったことと、大学で理科を専攻してた筆者の背景を考慮した、非常にピッタリな要請内容でした。

2年間の派遣を無事終えて帰ってきて、それから8年ほど経ちますが、今でも私が派遣された国は大好きで、もう一度遊びに行きたいな、と考えることもあります。そう考えると、試験管の人を見る目は間違いないな、と強く感じるばかりです。

❺最後に

今回は、筆者の面接試験について説明してきました。応募を考えている読者の方にとって、参考になれば幸いです。

間違いなく青年海外協力隊は「自分も、世界も、変えるシゴト」です。是非、たくさんの人が興味をもってくれると嬉しいです。

次回は青年海外協力隊の派遣前訓練について説明したいと思います!